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世界でもっとも「日本好き」の国【パラオ共和国】

世界でもっとも「日本好き」の国。
中国人からすれば「おかしな国」として紹介したパラオ共和国


中国メディアの今日頭条は、太平洋上のミクロネシア地域の島々からなるこの国について「世界でもっとも日本が好きな国」と紹介する記事を掲載した。

日本人にとってはうれしい話だが、中国人の心中は複雑なようだ。
中国人の持論としては、戦時中の侵略で日本はアジア諸国を敵に回したはずなのに、パラオがいまだに親日なのは信じられないようで、「おかしな国」だと評した。
「日本に洗脳されてしまった」と捉えているようで、パラオが中国と国交がないことを「この国が日本から受けた影響は深刻であること分かる」としている。

記事はまず、パラオ共和国について「人口わずか2万人ほどの、非常に小さな正真正銘の貧しい国」だと主張した。
非常に失礼な表現だが、この国の歴史は複雑で、1885年にはスペインの植民地となり、その後ドイツの植民地になる。
第一次世界大戦後は日本が植民地支配し、戦時中には日米の戦場となった過去があります。

パラオの歴史

パラオは1885年にスペイン領東インドの一部になりました。
これらのヨーロッパ人により天然痘が流入したことと、彼らの現地人に対する搾取が原因でパラオの人口は90%程度減少したとされています。

 1899年に、国力が衰退の一途を辿っていたスペインは、ドイツ・スペイン条約によって、グアムを除くスペイン領東インドを450万ドルでドイツ帝国に売却しました。
パラオもこれに含まれ、これ以降ドイツ領ニューギニアの一部となっていくのです。

パラオがもたらす富はドイツ人に独占されました。
貨幣経済の一般市民への浸透もままならず、それどころか他のドイツの植民地と同様に道路や水道などのインフラ整備や、現地人への初等教育すらほとんど行われませんでした。
実際に、スペインや日本時代の遺構や遺跡は数多く残されているものの、ドイツ時代の遺構や遺跡などはほとんど残されていません。

ヨーロッパ人による植民地政策とは、現地の人々には教育やインフラ整備などは行わず、現地から吸い上げられるものは、全て吸い上げて搾取し、高度な文化を与えないというものでした。

1914年に第一次世界大戦でイギリスやアメリカなどと同じ連合国の一国として、ドイツに対して宣戦を布告した日本が海軍を派遣し、数少ないドイツ守備隊を瞬く間に降伏させてこれを占領し、パラオはドイツの植民地支配を脱し日本の委任統治領になりました。

日本の統治が始まってからは、ドイツの統治下ではほとんど進んでいなかった学校や病院、道路など各種インフラストラクチャーの整備、そして貨幣経済の移管が重点的に行われた。
日本語による学校教育も現地人に対しても行われるようになりました。
第二次世界大戦(太平洋戦争)アメリカ統治の開始にともない、今度は英語による教育が住民に対して行われるようになりました。
1994年10月1日に、自由連合盟約国として独立しました。

パラオの外交



パラオが親日なのは、初代大統領に日系人のクニオ・ナカムラ氏を選んだことや、日本を意識した国旗、日本軍の記念碑まであることからも分かる。
国旗も色が違う程度の日の丸そっくりです。
ではなぜパラオは「親日」なのだろうか。
日本の植民地時代における現地への貢献が大きかったこ。
日本語や日本文化の教育に加え、金銭面での援助が地元住民に受け入れられ、米国軍との戦争時も日本軍に進んで協力し、のちの米国による反日教育も失敗したそうです。

現在でも日本や日本語に親しみを持ち、子供に日本風の名前をつけるパラオ人も多い。
パラオ語には多くの日本語の言葉が取り入れられており、また、パラオにある唯一の公立高校では、1964年から選択科目として日本語を取り入れている。
さらに、アンガウル州では州の公用語の一つとして採用されている。

日本や台湾(中華民国)、アメリカ、フィリピンを含む29ヶ国と外交関係を樹立しているが、その中でも旧統治国である日本やアメリカとの関係を重視しています。
台湾(中華民国)と対立関係にある中国(中華人民共和国)とは国交がない。

躍起になり取り崩しを狙う中国


中国が南シナ海を含め、海洋進出を狙ううえでパラオ共和国の取り込みを図っている。
日本からの観光客に変わり、中国からの観光客と中国資本が急激な勢いで入り込んでいるのだ。
日本からの援助と協力関係を強化していかないと、やがて中国になびいてしまう懸念もあります。

現状では、台湾(中華民国)と国交を持つパラオの駐台大使が、中国本土との国交を結ぶことはないと発言しているほど、日本と台湾の関係を重要視しています。
同大使は「1999年12月に中華民国と国交を結んで以降、双方は外交、医療、教育、経済などで交流を行っており、両国の関係は非常に安定しています。

そんな親日国「パラオ共和国」に是非ともたくさんの日本人が訪れてもらいたいものです。
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