もしかして、本当に「お酒のせい」?
自分の自覚症状は無いのですが、女房に言わせると、「お酒の飲みすぎ」「アルコールのせい」とうるさく言います。太るのを考えて焼酎を飲んでいます。
確かに、最近はお腹周りが太り始めて「メタボ」状態です。
ベルトの穴が二つ変わりました。
お腹の状態も下痢までもいかない迄も、朝食の後は3~4回トイレに行きます。
血圧も高めで、毎日血圧を測定しながら薬を飲んでいます。
たしかにお酒の量は、ここ近年増えています。
環境も変わって、自宅にいる時間が増えたのも事実です。
お酒の量もいつもチェックされるようになると、反動で隠れて飲むようになるのも事実です。
自分では酔う程飲んでいないので、飲み過ぎだとは思っていないのですが、「下痢が止まらなかったら要注意!」「中高年の“アルコール依存症”増殖中!」のような記事を見つけたので、調べてみました。
チョットやばいかも!。
当てはまる内容が多すぎます。
少し生活態度を見直しましょうか。
アルコール依存症は最終段階
飲みすぎているという自覚がないまま、知らない間にアルコール依存症になっている人が急増しています。厚生労働省の研究班の調査によれば、日本でのアルコール依存症患者は109万人と推計されています。
依存症になるリスクの高い飲酒者(純アルコール摂取量が1日平均男性40グラム以上、女性20グラム以上)は1039万人にも及ぶそうです。
純アルコール20グラムの目安はビール中瓶1本、日本酒1合、ウイスキーはダブルで1杯です。
特に近年の傾向では、高齢化社会に伴ってアルコール依存症患者の高齢化も急速に進んでいるそうです。
定年退職や単身赴任などで、生活環境が変わるタイミングが要注意です。
飲酒習慣のある人はどうしても気持ちが緩み、節度ある飲み方ができなくなることがあります。
しだいに抑制が利かなくなり、昼夜問わず飲むようになります。
サルを使った実験でアルコールを与えると止まらなくなり、ひたすら摂取し続ける。
これと同じことが人間の身体や脳にも起きます。
本人の意思にのみ委ねることのできない病気なのです」
総合診療科に来院する男性患者の2割、女性患者の3~4%はなんらかのアルコールの問題があると言われています。
アルコール依存症の患者はもともと男性が多いですが、近年懸念されているのが、女性の飲酒者の増加です。
近年20代女性の飲酒率が増加しています。
自分の適切な飲酒量は案外わからないものです。
アルコール依存症の前に兆候が表れる
環境の変化で、ストレスや飲酒時間の増加などで、知らないうちに飲酒量が増えてしまうのです。依存症のリスクがある人は少ないですが、アルコールの飲み過ぎで、気づかないうちに肝臓などの健康状態に問題が出るリスクがあるのです。
お酒の好きな方で、知らない間に飲酒量が増えて、血圧の上昇。下痢。頻尿などの症状が自覚できるようになってきたら、一度疑った方が良いでしょう。
酒は“百薬の長”と言われるが、長年にわたって過度の飲酒を続けると、肝機能障害や糖尿病、高血圧など生活習慣病リスクが高まることはよく知られている。
物忘れや認知症の原因にも
酒を飲んで記憶がなくなることを、ブラックアウトという。時にハメを外して飲みすぎ、記憶をなくした経験があるという人もいるだろう。
アルコール依存症の患者さんには、脳萎縮を起こしている方が多くいます。
記憶をつかさどる脳の海馬の機能が低下し、短期記憶が長期記憶に移行しにくくなるので、起きたことをどんどん忘れていきます。
断酒して1年くらい経たないと脳の機能が回復せず、記憶が定着しません。
また、人間としての理性や社会性を保つ中枢である前頭葉の機能が低下するといいます。
前頭葉は悪いことを行わないためのブレーキ役ですが、そこが弱まってしまうのです。
一方で、意欲や快感を生み出す『報酬系』は、アルコールが入ると大量のドーパミンを放出させる。
すると、アルコールは自分にとって有益なものだと判断する。
これをくり返すと、やがて『飲め、飲め』というアクセルばかり踏み込み、『飲んではいけない』という場面でもブレーキが壊れるという状態に陥るのです。
その悪循環にはまると、連続飲酒発作が起きます。
連続飲酒発作は、酔い潰れるまで飲酒して、目が覚めると再び飲み始めるというスパイラル状態なのです。
アルコール依存症テスト
依存症の可能性が疑われたら、専門医師に相談しましょう。
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